看護師を「辞めたいけど辞められない」と感じたとき|奨学金・スキル不安・時間がない人が知っておきたい突破口【現役8年目が実体験で語る】

看護師の転職
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「辞めたい」という気持ちはある。でも、なぜか動けない。

奨学金の返還義務、スキルへの不安、そもそも転職活動をする時間すらない忙しさ——。にゃーすまんの周りにも、この「辞めたいけど辞められない」状況で何年も足踏みしていた同期や後輩が何人もいました。

それは甘えではなく、構造的に身動きが取りにくくなっている状況です。今日はその理由を一つひとつ整理して、それぞれに現実的な突破口を考えてみます。

「辞めたい」と「辞められない」の間でずっと足踏みしている人を、にゃーすまんは何人も見てきた。
奨学金、スキルへの不安、転職活動する時間すらない忙しさ。それは甘えじゃなくて、ちゃんと理由がある。
今日はその理由を一つずつ整理して、それぞれに対する現実的な突破口を一緒に考えてみるよ。

「辞めたいのに辞められない」は決して甘えじゃない

日本看護協会の「2024年病院看護実態調査」によると、2023年度の新卒看護師の離職率は8.8%。裏を返せば、約9割の新人看護師が1年目を乗り越えています。

ただし、これは「辞めたい人がいない」という意味ではありません。「辞めたくても何らかの理由で踏みとどまっている人」が多く含まれている数字と見るべきです。

同調査では、年度内離職した新卒看護師の退職理由として看護管理者が考える上位に以下が挙げられています。

  • 健康上の理由(精神的疾患):52.5%
  • 自分の看護職員としての適性への不安:47.4%
  • 自分の看護実践能力への不安:41.6%
  • 上司・同僚との人間関係:29.8%

精神的な消耗、適性や能力への不安、人間関係——これはどれも「甘え」ではなく、働く環境や個人の状況によって十分起こりうる理由です。「辞めたい」という気持ちには、正当な理由があります。

出典:日本看護協会「2024年病院看護実態調査」

新人の離職率は8.8%。「みんな頑張って続けてるんだから自分も」って思うかもしれないけど、それは違うよ。
続けている人の中にも、「本当は辞めたいけど辞められない」人がたくさん含まれているはずだから。

「辞めたいけど辞められない」4つのパターンと突破口

「辞めたいけど動けない」状況には、いくつかの典型的なパターンがあります。自分がどれに当てはまるか確認しながら読んでみてください。

パターン①:奨学金の返還義務がある

看護学生の多くが利用する病院奨学金・自治体奨学金(看護師等修学資金)は、卒業後に指定医療機関で一定期間(3〜7年程度)勤務することで返還が免除される仕組みです。途中で退職すると、それまでの貸与額を一括返還しなければならないケースが多く、これが辞められない大きな理由になっています。

実際、日本看護協会の調査では既卒採用者の離職率は16.1%で、新卒の約2倍にのぼります。新卒の離職率が相対的に低い背景のひとつには、奨学金の返還義務によって踏みとどまっている人が一定数いることが考えられています。

出典:日本看護協会「2024年病院看護実態調査」、各種奨学金制度資料(病院奨学金・看護師等修学資金)

突破口:まず「残り期間と残り返還額」を具体的な数字で確認する

  • 感覚で「まだ無理」と思っている人ほど、実際に計算してみると「あと◯年」と明確なゴールが見えることがある
  • 一括返還が必要な場合でも、分割返済・返還猶予の相談ができる場合があるため、まず奨学金の貸付元に確認する
  • 転職エージェントに「奨学金がある」と正直に伝えるのも手。職場によっては奨学金残額を肩代わりしてくれる制度がある場合もある
奨学金の話、すごく重く感じるかもしれないけど、「あと何年で返還義務が終わるか」を具体的な数字で出すだけで、見える景色が変わるよ。
漠然とした不安より、明確な期限がある方が頑張りやすいこともあるから。

パターン②:スキルが身についていない不安がある

「今の職場でもっとスキルを身につけてから転職しよう」という考え方は、決して間違っていません。ただ、問題は「いつまでに何を身につけたら転職していいか」という基準を持たないまま待ち続けてしまうことです。

基準がないと、永遠に「まだ早い」と感じ続けます。実際の転職市場では、バイタル測定・点滴管理・採血・患者対応など基本的な看護スキルがあれば、受け入れてくれる職場は多くあります。「完璧になってから」を待ちすぎると、動くタイミングを逃してしまいます。

突破口:「今の自分で応募できる求人があるか」を確認するだけでいい

  • 転職エージェントに「自分のスキルでどんな求人に応募できるか」を聞いてみるだけでも現実が見える
  • 教育体制が整った職場を選べば、転職先でもスキルを磨きながら働ける
  • 「転職する・しない」を決める前に、自分の市場価値を知るだけでもいい
にゃーすまんも最初の数年は「まだまだスキルが足りない」と思ってた。でも「完璧になってから動く」だと一生動けないことに気づいたんだよね。
基本ができていれば、教育体制が整った職場を選べば転職先でも十分やっていけるよ。

パターン③:転職してもまた人間関係で悩むかもしれない不安がある

「今の職場の人間関係が辛い」と「転職先でも辛くなるかもしれない」は、別の話です。職場によって、人間関係の文化・離職率・コミュニケーションの取り方には大きな差があります。

日本看護協会の調査では、設置主体別の離職率にも差があります(個人病院17.6% vs 公立病院8.8%など)。職場環境は選び方で変わります。「また同じ思いをするかも」という不安で動けないまま今の環境に留まり続けることが、一番リスクになることもあります。

突破口:「人間関係が良い職場」を条件として転職エージェントに伝える

  • 転職エージェントは「人間関係が良い」「スタッフの定着率が高い」という条件でも求人を絞り込むことができる
  • 口コミ・離職率・雰囲気など、自分では調べにくい情報をエージェントを通じて得られる場合もある
  • 「今の職場が辛いから転職する」ではなく「より良い環境を選ぶための転職」という視点を持つと動きやすくなる

パターン④:残業が多すぎて転職活動の時間が取れない

「転職したいけど、転職活動をする時間がない」という声はよく聞きます。確かに忙しい病棟勤務をしながら求人探し・書類作成・面接準備をするのは簡単ではありません。

ただ、転職活動の多くはスマートフォンだけで完結できる時代になっています。登録・求人検索・エージェントとのやり取りは、通勤時間・休憩中・帰宅後の10〜15分からでも始められます。

突破口:「まず登録だけ」から始める

  • 最初の一歩は「情報収集」だけでいい。今すぐ転職を決める必要はない
  • 登録しておけば、エージェントが代わりに求人を探してくれるため、自分で動く時間を最小限にできる
  • 「見るだけ・聞くだけ」から始めてOK。動き始めてから転職の本気度を決めても遅くない

突破口が見つからないとき、まず知ってほしいこと

4つのパターンに共通して言えるのは、「漠然とした不安」を「具体的な情報」に変えることが最初の突破口になるということです。

  • 奨学金の残り返還義務はあと何年か
  • 今の自分のスキルで、実際にどんな求人に応募できるのか
  • 人間関係が良いと言われる職場には、どんな特徴があるのか
  • 転職活動にどれくらいの時間がかかるのか

これらは、転職する・しないを決める前に、知るだけでもいい情報です。情報を得るだけで「思っていたより選択肢があるかも」と感じられることがあります。

「辞める」と決める必要はまだない。まず情報を集めるだけで、「思っていたより選択肢があるかも」と感じられることがあるよ。
知らないまま我慢し続けるのが、一番もったいないから。

今すぐ転職しなくていい。まず自分の状況でどんな選択肢があるかを知るだけでも、今の悩みを客観的に見られるようになります。

【情報収集だけでもOK】まずは自分の選択肢を知ってみよう

エージェントに「奨学金がある」「スキルに不安がある」など、正直な状況を伝えるだけでOKです。それを踏まえた現実的な提案をしてくれます。登録・利用はすべて無料。

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※登録後は担当者から電話がきます。最初の電話で希望条件をしっかり伝えておくと、その後の提案の質が上がります。その後の連絡が多いと感じたら、担当者に直接「メールでお願いします」と伝えればOKです。

まとめ

「辞めたいけど辞められない」状況を4つのパターンで整理しました。

  • 奨学金の返還義務→まず残り期間・返還額を具体的な数字で確認する
  • スキル不安→「今の自分で応募できる求人があるか」を確認するだけでいい
  • 人間関係の不安→エージェントに「人間関係が良い職場」を条件として伝える
  • 時間がない→まず登録だけ。エージェントが代わりに動いてくれる

共通するのは、「漠然とした不安を具体的な情報に変えること」が最初の一歩だということです。転職するかどうかを決めるのはその後でいい。まず情報を持つことで、今の状況を客観的に見られるようになります。

「辞めたいけど辞められない」のは、あなたが弱いからじゃない。
奨学金、スキル不安、時間がない現実。それぞれにちゃんと理由があって、それぞれに現実的な突破口がある。
今すぐ全部解決しなくていい。まず1つ、自分の状況を具体的にしてみることから始めてみて。
今日が人生で一番若い日だよ。

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