看護師が辞めたくなる本当の理由|現役7年目が「辞めたい」と思ったときにやったこと

看護師の働き方

「もう辞めたい」——そう思ったことがある看護師は、あなただけではありません。夜勤明けの帰り道に涙が出た日、出勤前に体が動かなかった日、「なんで自分はこんなに頑張っているのに」と思った日。そんな経験を持つ看護師は、数えきれないほどいます。

現役7年目のにゃーすまんも、病院時代に「もうここにいたくない」と強く感じた時期がありました。でも当時は「自分が弱いから辞めたいんだ」と思い込んでいました。そうではありませんでした。辞めたくなるのには、ちゃんとした構造的な理由があります。

この記事では、看護師が辞めたくなる本当の理由と、にゃーすまんが「辞めたい」と思ったときに実際にやったことを本音でお伝えします。

正直に言うと、病院時代に「もうここにいたくない」と思った日が何度もあった。でも当時は「自分が弱いから辞めたいんだ」と思ってた。違う。辞めたくなるのには、ちゃんと理由がある。
  1. ①看護師が「辞めたい」と思う理由トップ5
    1. 理由1:労働環境の過酷さ
    2. 理由2:給与と責任のアンバランス
    3. 理由3:人間関係のストレス
    4. 理由4:キャリアの見通しが立たない
    5. 理由5:心身の限界
  2. ②「辞めたい」が続くと何が起きるか
    1. 影響1:バーンアウト(燃え尽き症候群)
    2. 影響2:「辞めたい」が「辞められない」に変わる
    3. 影響3:スキル・市場価値の停滞
  3. ③「辞めたい」と思ったとき、にゃーすまんがやったこと
    1. やったこと①:辞めたい理由をスマホのメモに書き出した
    2. やったこと②:副業(せどり)を始めた
    3. やったこと③:転職サイトで求人を眺めた
    4. やったこと④:転職した
  4. ④「辞めたい」は「転職したい」と同じ意味じゃない
    1. パターンA:今の職場が嫌(環境の問題)
    2. パターンB:看護師という仕事への迷い(方向性の問題)
    3. パターンC:心身の限界(緊急性が高い)
  5. ⑤「辞めたい」と思ったら最初にやること3つ
    1. やること①:辞めたい理由をスマホのメモに書き出す
    2. やること②:今の職場の「客観的な条件」を確認する
    3. やること③:転職サイトで求人を眺めてみる
      1. 【まず眺めるだけでOK】転職という選択肢を持っておこう
  6. ⑥まとめ|「辞めたい」は行動を起こすサイン
      1. 【動くなら今】転職という選択肢を手に入れよう
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①看護師が「辞めたい」と思う理由トップ5

公益社団法人日本看護協会「2024年病院看護実態調査報告書」によると、看護師の離職率は11.6%(2023年度)。新卒採用者に限ると8.8%が1年以内に離職しています。10人に1人以上が毎年辞めていく——これは個人の問題ではなく、業界全体の構造的な課題です。

理由1:労働環境の過酷さ

夜勤・残業・委員会……業務外の仕事が「当たり前」として積み重なります。休憩が取れない・有給が取りにくい状況が慢性化しており、「プライベートの時間が存在しない」という状態に陥りやすいのが看護師という職業の現実です。

理由2:給与と責任のアンバランス

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は約480万円。夜勤・命に関わる責任の重さに対して、報酬が見合わないと感じる人が多いのは当然のことです。「これだけ頑張っているのに」という感情が積み重なると、離職の動機につながります。

理由3:人間関係のストレス

閉鎖的な職場環境・先輩からのプレッシャー・医師との関係性など、看護師の職場は人間関係のストレスが生まれやすい構造になっています。「辞めたい」のきっかけとして最も多く挙げられるのが、この人間関係の問題です。

理由4:キャリアの見通しが立たない

「このまま続けて何が得られるのか」という迷いは、3〜5年目の中堅看護師に特に生まれやすいものです。管理職になりたいわけでもない、でも今のままでいいのかもわからない——この「キャリア迷子」状態が、辞めたい気持ちを後押しします。

理由5:心身の限界

バーンアウト(燃え尽き症候群)は看護師に特に多く見られます。「ある日突然、糸が切れたように動けなくなる」という状態になる前に気づくことが重要です。「最近、仕事のことを考えると気が重い」という感覚が続いているなら、それはSOSのサインです。

一番しんどかったのは理由1と3の組み合わせ。残業が多いのに人間関係もギスギスしてると、逃げ場が全くなくなるんだよね。「ここにいたくない」という気持ち、当然だと思う。

②「辞めたい」が続くと何が起きるか

「もう少し頑張れば慣れる」「ここを辞めたら迷惑をかける」——そう思って我慢し続けた先に、何が起きるかを正直にお伝えします。

日本看護協会「2024年病院看護実態調査報告書」では、病気で1か月以上連続休暇を取得した看護師がいた病院は全体の70.0%。そのうちメンタルヘルス不調者がいた病院は80.7%にのぼります。バーンアウトは特別なことではなく、構造的に起きやすい環境になっているのです。

影響1:バーンアウト(燃え尽き症候群)

我慢が限界に達すると、突然「何もできない状態」になることがあります。「今まで普通にできていたことが急にできなくなった」という感覚です。回復には数か月〜1年以上かかる場合もあり、その間は転職活動もままならなくなります。

影響2:「辞めたい」が「辞められない」に変わる

心身が疲弊すると、転職活動をする気力すらなくなります。「辞めたい」と思っているうちは、まだ行動できる状態です。早めに動く方が、選択肢が広い状態で動けます。

影響3:スキル・市場価値の停滞

合わない職場に居続けると、成長実感がなくなり自己肯定感が下がっていきます。「自分にはここしかない」「もう転職できる年齢じゃない」という誤った思い込みが生まれやすくなります。しかしこれは事実ではなく、消耗した状態が生み出す錯覚です。

「もう少し頑張れば慣れるかも」この言葉で何年も我慢してきた看護師を、何人も見てきた。壊れてから回復する方が、ずっと時間がかかる。動くなら早い方がいい。

③「辞めたい」と思ったとき、にゃーすまんがやったこと

実際に「もうここにいたくない」と思ったとき、にゃーすまんが取った行動を順番に紹介します。

やったこと①:辞めたい理由をスマホのメモに書き出した

「何が嫌なのか」を言語化することで、解決できる問題とそうでない問題を分けました。「残業が嫌」なら転職で解決できます。「看護師という仕事自体が嫌」なら、また別の考え方が必要です。書き出してみるまで、自分が何に困っているかが曖昧なままでした。

やったこと②:副業(せどり)を始めた

「ここを辞めても生きていける」という実感を持つために、せどりを始めました。月数万円の収入ができただけで、「この職場しかない」という焦りが大きく薄れました。お金の選択肢があると、職場への心理的な依存度が下がります。

👉 看護師が失敗しない副業の選び方|”自分に合う”を見つける5つの基準
👉 看護師×副業せどりのリアル|始める前に知っておきたい5つの現実

やったこと③:転職サイトで求人を眺めた

転職するかどうかを決める前に、「他にどんな職場があるか」を知りました。求人を眺めるだけで「ここしかない」という思い込みが消えていきました。「夜勤なし・残業少なめの職場がこんなにある」という事実を知るだけで、気持ちが楽になりました。

やったこと④:転職した

病院(外科4年・手術室3年)から訪問診療クリニックへ転職しました。管理職候補として入職し、残業はゼロになりました。転職直後は年収が約50万円ダウンしましたが、残業がなくなった分の時間を副業・投資に使えるようになり、総収入は転職前の水準に戻りました。何より「毎日仕事に行きたくない」という感覚がなくなったことが、一番大きな変化でした。

一番最初にやったのは「スマホのメモに書き出すこと」だった。書いてみたら「残業と夜勤の組み合わせが嫌」だとわかった。それがわかったら「じゃあ残業なし・夜勤少なめの職場に転職すればいい」という答えが出た。シンプルだけど、書き出すまでわからなかった。

④「辞めたい」は「転職したい」と同じ意味じゃない

「辞めたい」という感情は一言でも、その中身はさまざまです。自分がどのパターンかを知ることで、次に取るべき行動が変わってきます。

パターンA:今の職場が嫌(環境の問題)

残業・夜勤・人間関係・給与が原因で「辞めたい」と感じている場合、転職で環境を変えることで解消できる可能性が高いです。「看護師を辞めたい」のではなく「今の職場を辞めたい」のであれば、まず転職サイトで求人を眺めてみることから始めましょう。

パターンB:看護師という仕事への迷い(方向性の問題)

「看護師を続けるべきかわからない」「やりがいを感じられない」という場合は、まず看護師の多様な働き方を知ることが先決です。病院・クリニック・訪問診療・訪問看護・美容クリニック……働き方が変わると、仕事への感じ方が大きく変わります。「今の職場の看護師」と「看護師という仕事」を分けて考えてみましょう。

パターンC:心身の限界(緊急性が高い)

眠れない・食べられない・出勤前に涙が出る——この状態が続いているなら、まず休むことが最優先です。この状態で無理に転職活動をしても、体力・判断力が落ちた状態でいい選択はできません。心身の回復が、すべての行動の前提です。

自分がどのパターンかを知ることが大事。Cの状態で無理に転職活動をしてもいい判断ができないから、まず休むことを優先してほしい。

⑤「辞めたい」と思ったら最初にやること3つ

やること①:辞めたい理由をスマホのメモに書き出す

「何が嫌なのか」を言語化するだけで、次の行動が見えてきます。「残業が嫌」「夜勤が嫌」「先輩が嫌」——それぞれ解決策が違います。書き出すことで、感情の渦の中から「自分が本当に嫌なこと」が浮かび上がってきます。

やること②:今の職場の「客観的な条件」を確認する

残業時間・夜勤回数・有給取得率・給与水準を数字で把握しましょう。「なんとなくしんどい」を「残業が月30時間を超えている」と言語化できると、転職先との比較がしやすくなります。給与明細・タイムカードを見直すだけで、客観的な事実が見えてきます。

やること③:転職サイトで求人を眺めてみる

「登録=今すぐ転職しなければならない」ということはありません。求人を眺めるだけで「こんな職場があるんだ」という気づきが得られます。情報を持っておくだけで、今の職場の見え方が変わります。

転職サイトに登録して求人を眺め始めたとき、初めて「ここしかないわけじゃないんだ」って思えた。それだけで今の職場への見え方が変わったよ。

【まず眺めるだけでOK】転職という選択肢を持っておこう

「登録=今すぐ転職」ではありません。まず求人を眺めるだけで、今の職場との違いが見えてきます。登録・利用はすべて無料。しつこい電話が嫌な場合は備考欄に「電話不要」と書けばOKです。

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⑥まとめ|「辞めたい」は行動を起こすサイン

「辞めたい」という気持ちを否定しないでください。それは、あなたが自分の人生を真剣に考えている証拠です。

📝 「辞めたい」と思ったらやること3つ
①辞めたい理由をスマホのメモに書き出す——何が嫌なのかを言語化する
②今の職場の客観的な条件を確認する——数字で把握することで比較ができる
③転職サイトで求人を眺める——「登録=転職確定」ではない。まず情報を持つ
「辞めたい」と思うのは、真剣に自分の人生を考えている証拠だよ。我慢し続けることが正解じゃない。まずスマホのメモに書く、次に求人を眺める。それだけでいい。今日が人生で一番若い日。動くなら今だよ。

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