
みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
「人手が足りない…」「夜勤明けでも休めない…」
看護師なら誰もが一度は感じたことのある現実。それが 看護師不足と過酷労働 です。
この記事では、現場の実感を数字とともに裏付けし、「なぜ看護師不足が解消されないのか」を構造的に分析しつつ、私たちが現場でできる対応も探ります。
なぜ看護師不足は解消されないのか
- 離職率の高さ:新卒1〜3年での離職が多い※1
- 過酷な労働条件:夜勤・残業・委員会などでプライベートが犠牲になる
- 少子高齢化の影響:高齢患者の増加に対し、現場の人員は増えない※2
- 診療報酬の限界:人件費に回せる予算が制限されている
※1 看護職の離職率
看護職の離職率は全体で約11.8%(2022年)で推移しており、新人でも10.2%、既卒は16.6%と、現場が定着しづらい職場構造にあります。ナースコールのケアコム また医療福祉全体では離職率が15.3%と高く、退職要因には「人手不足の負担」「待遇・給与への不満」が多く挙がっています。ジョブメドレー 設置主体別でも個人病院の離職率は17.6%、公立病院は8.8%と差があり、安定性のある職場環境が残業や離職防止に直結しています。コメディカルドットコムミカル
※2 人員不足の現状
厚生労働省の将来推計によると、2025年に必要とされる看護師数は約188万~202万人。供給見込みは約175万~182万人にとどまり、最大約27万人の不足が予測されています。wonderline.cloud 日本の病床100床あたり看護師数は、OECD平均183.4人のところ、日本は87.1人と半分以下。つまり、国際的にみても極端に“看護師数が少ない” 状況です。note(ノート)

「働く人が減っているのに、患者は増えている」という構造的な矛盾が常に存在しているね。だからといって明らかな効率化が進んでいるわけでもないし、むしろ業務量は増えていく一方なんだよね。
現場で起きている過酷な働き方
※3 夜勤・残業が当たり前
2交代制夜勤では勤務前後に各30分のサービス残業をしているケースも多く、12時間以上勤務が常態化しています。ナースコールのケアコム

みなさんも「あるある」と感じる部分じゃないかな。これらは「一部の職場」ではなく、日本全国の看護現場に共通している課題みたい。これが看護師一人ひとりの慢性的な疲労に繋がるみたいだね。
※4 慢性的疲労
日本医労連らの調査では、慢性疲労を感じている看護師は78.4%で、健康不安66.8%、強いストレス65.4%という結果。にわかではなく、日々が限界に近い状況です。コメディカルドットコム
看護師不足が患者に与える影響

結果として、看護師も患者も不幸になる「悪循環」が生まれているんだよね。時間的にも気持ち的にも余裕がないと、「看護」というよりも「業務」になってしまいがちだよね。
それでも現場を回すために行われている工夫

これも「焼け石に水」と感じる職場は少なくないんじゃないかな。にゃーすまんの職場でも導入されているものもあるよ。だけど新たな課題も出てきて、それが悪循環になっているって感じだよ。
自分を守るためにできること
過酷な労働環境をすぐに変えることは難しいですが、 自分の身を守るための選択肢 はあります。

これは経験したからこそ言えることだけど、確かに踏み出すのには勇気と労力がいるね。だけど結果として、今が良くなっているという実感も実績もある。本当にあの時、踏み出して良かったと思っているよ!
まとめ
看護師不足と過酷労働は、構造的な問題であり一朝一夕で解決することは難しい。しかし「変えられない現状」にばかり目を向けるのではなく、 自分を守る働き方を選ぶこと が大切です。
👉 次回は「患者・家族対応の変化と現場の苦悩」について掘り下げていきます。
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