みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
新人看護師が入職して3か月〜半年を迎える頃、
先輩看護師の多くが一度はこう感じたことがあるのではないでしょうか。
- 「どう声をかければいいんだろう」
- 「厳しくしすぎてないかな」
- 「放っておくのも違う気がする」
教える側に回ると、正解のない悩みが一気に増えます。
忙しさからつい口調が強くなったり、
「今はそれどころじゃない」と後回しにしてしまったり…。
でも、先輩の何気ない関わり方ひとつで、
後輩の成長スピードや“この職場で頑張ろう”という気持ちは大きく変わります。
新人が増えるこれからの時期だからこそ、
改めて「後輩との関わり方の基本」を整理してみましょう。

(3年生)
にゃーすまんさん、お疲れさまです!相談したいことがあるんですけど、少しお時間よろしいですか?

お、にゃすけくん。お疲れさま!もちろんだよ、何かあったの?

(3年生)
ぼく3年生じゃないですか。今年から初めてプリセプターをしているんですけどなかなか上手くいっていない気がしていて…。特に最近、忙しいじゃないですか。1年生に対して強く言っちゃったりしている気がします…。このままではいけないと思って相談しました。

なるほど。1年生との関わり方がうまくいかず悩んでいるんだね。まず自分の行動を振り返えれているのはすごいことだよ!にゃすけくんがとても後輩思いだっていうことでもあると思うよ!じゃあ、自分がやっていた方法を3つ伝えるから良いと思ったことがあれば参考にしてみてね。
傾聴 〜まず「話を聞く」ことから〜
まず話を聞くことです。
後輩は、
「こんなこと聞いていいのかな」
「忙しいのに迷惑かな」
と、不安を抱えながら声をかけています。
だからこそ、
- 「どこで困った?」
- 「何が一番不安だった?」
といった答えを限定しない質問が効果的です。
👉 ポイントは「すぐに正解を言わないこと」。
途中で遮らずに最後まで聞くだけで、
後輩は「ここでは話していいんだ」と安心できます。
傾聴=時間がかかる指導ではありません。
実は、後輩の理解度や思考の癖が分かり、
結果的に同じミスを減らす近道になります。

あと、よくありがちなのが「求めていないアドバイス」をする先輩。新人や後輩は自分が吐き出したいことがあるのに、合いの手のように先輩からのアドバイスが入り込んでくる。こんな状況だと、新人や後輩は「先輩から考えを押し付けられている」「全然話を聞いてくれない先輩だ」と感じやすいよ。後輩思いが強い人ほど、陥りがちな状況だと思うから、心当たりがある人は注意してみて。
ポジティブフィードバック 〜小さな成長を認める〜
新人の頃は、
「自分は役に立っているのか」
「また迷惑をかけていないか」
という不安でいっぱいです。
そこで大切なのが、
できていることを言葉にして伝えること。
例:
- 「患者さんへの声かけ、前より自然になったね」
- 「昨日より準備が早くなってるよ」
ここでのコツは、
結果よりも“過程”を褒めること。
👉 褒めることは甘やかしではなく、
「次も頑張ろう」と思えるエネルギーを渡す行為です。

忙しい現場ほど、できて当たり前・できないと注意、になりがちだけど、
一言あるだけで後輩の自己肯定感は大きく変わっていくよ。
安全な学びの場をつくる
看護の現場は、ミスが許されない緊張感のある場所です。
だからこそ後輩は、
「質問=怒られるかも」
と感じやすくなります。
先輩が意識したいのは、
- 質問されたときに手を止めて顔を見る
- 「いい質問だね」と一言添える
- 失敗したときは責める前に背景を聞く
👉 安心して聞ける環境=患者安全にも直結します。
後輩が萎縮してしまうと、
分からないまま自己判断が増え、
結果的にリスクが高まります。

「失敗しない人」を育てるんじゃなくて、「失敗から学べる人」を育てていく視点が大切になるんだよね。
それでも余裕が持てないときは
ここまで読んで、
「分かってはいるけど、正直そんな余裕がない」
と感じた先輩もいるかもしれません。
それは、あなたの指導力不足ではなく、
環境の問題であることも少なくありません。
- 常に人手不足
- 指導も業務も丸投げ
- フォローする時間が確保できない
こうした状態では、
どれだけ気をつけても余裕を持った関わりは難しいです。
もし今、
「この状態で新人を迎えられるだろうか?」
と少しでも不安があるなら、
一度立ち止まって考えてみてもいいタイミングかもしれません。
すぐに転職を決める必要はありません。
ただ、
教育体制が整っている職場や、人員に余裕のある職場が存在することを知る
だけでも、気持ちは楽になります。
「後輩に優しくしたいのにできない」状況から抜け出すことも、
立派なキャリアの選択です。
おわりに
後輩指導に完璧な正解はありません。
でも、
- 傾聴
- ポジティブフィードバック
- 安全な学びの場づくり
この3つを意識するだけで、
後輩との関係も、自分自身の働きやすさも変わってきます。
そして何より大切なのは、
先輩自身がすり減りすぎないこと。
新人が入ってくるこの時期、
「今の職場で、今の自分は後輩を迎えられそうか」
一度、静かに考えてみてくださいね。

