
(3年)
にゃーすまんさん、お疲れさまです!最近、🔰にゃにゃみさんが不安そうな顔をしていることが多くて少し気になります。何を思っているのでしょうか…。ぼくの関わり方がうまくいっていないような気がします…。

にゃすけくん、お疲れさま!なるほど。🔰にゃにゃみさんもだんだん業務にも慣れてきた時期だと思うけど、誰もがよくつまづきやすい場面ってあると思うんだ。そこに不安を感じているんじゃないかな。だからこそ自分たち先輩の関わり方が重要だと思うよ!

(3年生)
そうですよね!どういう風に関われば不安を感じないようになるか考えたいです!にゃーすまんさん、ご指導よろしくお願いします。

みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
新人指導のなかで、「ここでよくつまずくな」と感じる場面はありませんか?
後輩にとっては小さな失敗が大きな不安につながり、成長の足かせになってしまうことも。
そんなときに先輩の一言やサポートがあるかどうかで、後輩の自信や成長スピードは大きく変わります。
今回は、新人看護師がつまずきやすい場面と、実際の新人の声を交えながら、先輩ができる効果的な関わり方をまとめました。
1. 報告・連絡・相談がうまくできない
新人の声

(1年生)
「報告するときに頭が真っ白になって、何を伝えればいいのか分からなくなってしまうんです…」
先輩の関わり方
👉 「報告が下手だからダメ」ではなく「やり方を学んでいる途中」と理解して関わることが大切です。
S-BAR方式とは…
👉報告に迷ったら「S-BAR」を使おう!
医療現場では S-BAR(エスバー) というフレームワークがよく使われています。
伝える順番が決まっているので、落ち着いて報告でき、先輩や医師にも情報が整理されて届きます。
📌 S-BARの流れ
S(Situation:状況)
👉 今、何が起きているか
例:「○○さんの血圧が80/40に下がっています」
B(Background:背景)
👉 どんな経過・背景か
例:「術後1日目で、これまでは安定していました」
A(Assessment:評価)
👉 自分の考えや判断
例:「脱水の可能性があると考えています」
R(Recommendation:提案・依頼)
👉 どうしてほしいか、次の行動
例:「点滴調整の指示をいただけますか?」
「ドクターに点滴調整した方が良さそうですよね?」
💡 ポイント
新人のうちから習慣にすると、後輩を指導する立場になったときも役立ちます
先輩や医師は「結論から聞きたい」と思っています
S-BARに沿って話すと、必要な情報が整理され、短時間で伝わります

にゃーすまんも一年生の頃は、報告がすごく苦手だったよ。だからこのS-BARが書かれているメモ帳をいつも携帯していたよ。
2. 技術(点滴・採血・処置)での失敗や自信喪失
新人の声

(1年生)
「採血に失敗したとき、患者さんに申し訳なくて、その日ずっと落ち込んでいました…」
先輩の関わり方
👉 後輩が「また挑戦してみよう」と思える雰囲気づくりが成長を後押しします。
3. 優先順位の判断で混乱する
新人の声

(1年生)
「次に何をすればいいのか分からなくなって、気づいたら動けなくなっていました…」
先輩の関わり方
👉 経験を積むことで少しずつ判断力は育ちます。焦らせずサポートする姿勢が大切です。
4. 人間関係やコミュニケーションで悩む
新人の声

(1年生)
「先輩にどう声をかけていいか分からず、相談したいのにできなかったことがあります…」
先輩の関わり方
👉 人間関係の悩みは一人で抱え込みがち。先輩が“味方である”と示すだけで、後輩は安心して前に進めます。
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