後輩が安心して相談できる先輩になるために

先輩看護師向け
にゃすけ<br>(3年生)
にゃすけ
(3年生)

みにゃさん、お疲れさまです!相談があるんですけど今、少しお時間よろしいですか?

みにゃ<br>(7年目)
みにゃ
(7年目)

お、にゃすけくん!お疲れさま!最近、後輩指導頑張っているね!にゃーすまんからよく聞いているよ!今、大丈夫だよ。どうしたの?

にゃすけ<br>(3年生)
にゃすけ
(3年生)

おっしゃる通り、後輩指導に苦戦中です💦いつもにゃーすまんさんに相談しているんですが、みにゃさんにも聞きたいことが。🔰新人ちゃんたち、よくみにゃさんに声かけてるなって思うんです。こんなに忙しい中なのに、みにゃさんはいつも話しかけやすい雰囲気というか、いつも余裕があっていうか…。なにか意識していることはあるんですか?

みにゃ<br>(7年目)
みにゃ
(7年目)

そう見えるんだ^ ^ありがとう!そうだね、普段から意識していることは確かにあるよ!そういえば私も、ちょうど今のにゃすけくんと同じ時期に後輩指導で悩んで、よくにゃーすまんと話していたっけ。私も先輩から聞いたことを今でも意識してやっているから、にゃすけくんも良かったらやってみてね!

にゃーすまん
にゃーすまん

みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!

新人看護師にとって「先輩に相談する」という行為は、とても勇気がいるものです。

「こんなこと聞いてもいいのかな」「怒られたらどうしよう」──そんな不安を抱えながら、声をかけるか迷ってしまう後輩は少なくありません。
しかし、後輩が相談をためらうことは、結果的にミスやトラブルを招くリスクにつながります。
そこで今回は、後輩が安心して相談できる先輩になるためのポイントと具体的な声かけ例をまとめました。

1. 後輩が相談しにくいと感じる先輩の特徴

  • いつも忙しそうで声をかける隙がない
  • 相談したときに表情が怖い・返答が冷たい
  • 「自分で考えて」と突き放される
  • 小さなミスでも厳しく叱られる

こうした対応は、後輩に「やっぱり聞かないでおこう」と思わせてしまいます。

2. 相談しやすい先輩になるためのポイントと声かけ例

① 表情と声のトーンを意識する

柔らかい表情や落ち着いた声のトーンは、それだけで安心感を与えます。

みにゃ<br>(7年目)
みにゃ
(7年目)
  • 「どうしたの?一緒に考えようか」
  • 「聞いてくれてありがとう、教えてくれて助かるよ」

② 忙しいときは「あとで聞くね」のひとこと

忙しいときに無視されると、後輩は強く落ち込みます。

みにゃ<br>(7年目)
みにゃ
(7年目)
  • 「今ちょっと処置中だから、あとで10分後に話そうか」
  • 「メモしておいてくれる?後で一緒に確認しよう」

③ 否定せずにまず受け止める

相談が拙くても、まず受け止める姿勢が大切です。

みにゃ<br>(7年目)
みにゃ
(7年目)
  • 「報告してくれてありがとう。まず状況を一緒に整理してみよう」
  • 「その判断、いいところに気づいたね。ここはこうするともっと安全かな」

④ 自分の経験を共有する

「私も新人の頃に同じことがあった」と伝えると、後輩は安心します。

みにゃ<br>(7年目)
みにゃ
(7年目)
  • 「私も昔ここで迷ったことがあるよ」
  • 「同じように失敗したことがあるから大丈夫、一緒に直していこう」

⑤ 感謝を伝える

相談してくれたこと自体を評価すると、後輩はまた声をかけやすくなります。

みにゃ<br>(7年目)
みにゃ
(7年目)
  • 「気づいて報告してくれてありがとう」
  • 「早めに相談してくれたから助かったよ」

3. 新人の声から見る“相談しやすい先輩”

  • 「『ありがとう』と言ってもらえると、また声をかけようと思える」
  • 「忙しくても時間を作ってくれる先輩は安心します」
  • 「同じ経験を話してくれると、私も頑張ろうと思える」

まとめ

後輩が安心して相談できるかどうかは、先輩のちょっとした言葉と態度に左右されます。

  • 柔らかい表情と落ち着いたトーン
  • 忙しいときの「あとで聞くね」
  • 否定せずにまず受け止める
  • 経験を共有して共感する
  • 感謝を言葉にする

これらを意識することで、後輩は安心して声をかけられるようになり、チーム全体の雰囲気や安全性が向上します。

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