
みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
「看護師は安定している」「給料も悪くないはず」
そんなイメージを持たれることが多いですが、実際に働く看護師の多くが口を揃えて言うのは、
『思ったより給料は上がらない』
という現実です。
毎日、患者さんの命と向き合い、体力的にも精神的にもハードな業務をこなしているのに、なぜ給料はなかなか上がらないのでしょうか?
答えは、私たちの頑張りや努力だけでは変えられない 医療業界の構造的な仕組み にあります。
本記事では、
を解説します。最後に、キャリアや生活を見直すためのヒントも紹介します。
看護師の給料が上がらないのはなぜ?
年功序列なのに昇給はごくわずか
看護師の給与は「年功序列」が基本ですが、毎年の昇給は数千円程度がほとんどです。
つまり10年、20年と働いても一般社員であれば大幅に収入が上がることは少なく、昇給スピードが非常に緩やかなのです。
診療報酬に縛られた病院経営
看護師の給料は、病院の経営状況に大きく左右されます。
病院の収入源は「診療報酬」ですが、これは国が決めており、病院側が自由に値上げできるわけではありません。
そのため、病院が利益を増やすこと自体が難しく、結果的に職員の給料に還元されにくいのです。
頑張り=給料UPにならない仕組み
一般企業では成果を出せばインセンティブや昇給につながりますが、看護師の場合は努力がそのまま給与に反映されません。
「命を守る」という大切な仕事をしていても、制度上の限界があるのです。

患者さんの「命を守る」という大きな使命があるにも関わらず、その頑張りが評価されないのは、なんだかやるせないですよね…。
病院の形態ごとに違う給料事情
国立・県立・市立病院
- 公務員扱いのことが多く、安定している
- ボーナスや福利厚生は手厚い
- しかし昇給は遅く、年収の伸びは緩やか
大学病院
- 教育・研究機関としての役割が強い
- ボーナスや福利厚生は手厚い
- 「ブランド力」はあるが給料面では報われにくい
民間病院・クリニック
- 経営者の方針次第で大きな差がある
- 夜勤の有無や診療科で給与が変わる
- ただし経営不安定な病院だと賞与カットの可能性も
👉 同じ「看護師」でも、働く病院によって年収が大きく変わることがわかります。

にゃーすまんは、新卒から民間病院で7年間働いているけど、市立や大学病院で働いている学生時代の友達と比較してお給料は少なめ。年間休日も少なめ。ということがわかって辛くなる時もあるよ。
看護師が「報われにくい」と感じる現場のリアル
サービス残業と夜勤の過酷さ
定時で帰れる日は少なく、カンファレンスや委員会で残業が増えることも珍しくありません。
夜勤は生活リズムを崩し、体調への影響も大きいですが、それに見合った手当がつくとは限りません。
クレーマー対応・人間関係のストレス
- クレームの多い患者や家族への対応
- お局問題など職場の人間関係
- 医師からの圧力やパワハラ
仕事そのものだけでなく、人間関係のストレスが大きいのも現場の特徴です。
“見えない業務”の多さ
委員会、看護研究、研修の準備など、勤務時間外にも求められる業務が多くあります。
しかしこれらは給与に反映されず、やりがい搾取と感じる人も少なくありません。

にゃーすまんが病棟所属だった時は、暗黙の了解で毎日前残業で30分から1時間が当たり前だったよ。このサービス残業時間の残業代は本来いくらくらい貰えてるのでしょうかね。
それでも給料を増やす方法はあるのか?
給料が上がらないのは制度上の限界ですが、工夫次第で自分の収入を増やすことは可能です。
転職・異動で環境を変える
- 夜勤手当が高い病院を選ぶ
- 地域差を利用して収入アップを狙う
- 福利厚生や働きやすさを重視する
- 自分の生活スタイルにあった部署への異動を考える
副業で収入の柱を増やす
- せどりなどの物販副業
- ライティングやWEBデザイン副業
- 看護師資格を活かした単発バイト
資産形成で将来に備える
- 積立NISAで長期投資
- 高配当株で安定した配当収入
- 家計管理を見直し支出をコントロール

にゃーすまんも部署異動や副業、投資を通して1000万円以上の資産を築けた経験から「行動すれば生活は変えられる」ことを実感しているよ。
まとめ 「給料が上がらない構造」を知った上で行動する
看護師の給料が上がらない理由は、私たちの努力不足ではなく 医療制度の構造そのもの にあります。だからこそ大切なのは⇩⇩⇩
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