タイプ別の関わり方~後輩が持つ個性を理解して伸ばすコツ~

先輩看護師向け
みにゃ<br>(同期)
みにゃ
(同期)

にゃーすまん、おつかれさま!最近にゃすけ君が後輩指導に悩んでにゃーすまんに相談したって言ってたよ!私たちも初めてのプリセプターは大変だったよね!

にゃーすまん
にゃーすまん

お、みにゃ!おつかれ!そうだね。新人看護師は毎年たくさん入ってくるし、本当に色々な子がいてそれぞれに合わせた指導がなんだよね。でも自分たちも7年目になるから「このタイプの子にはこう指導しよう」って、なんとなくわかってくるよね。

みにゃ<br>(同期)
みにゃ
(同期)

そうだね。完全にではないけど傾向は掴めてきている気はするよね!ちょうど今、研修で「個別性を意識した後輩指導」についてのレポートを書いているところなんだ!にゃーすまん、ちょっとアドバイスちょうだい!

にゃーすまん
にゃーすまん

みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!

後輩指導では「知識や技術を教える」だけでなく、後輩一人ひとりの性格やタイプに合わせて関わることが大切です。
同じアドバイスでも、伝え方次第で受け止められ方は大きく変わります。今回は、よく見られる後輩のタイプ別に、効果的な関わり方をご紹介します。

① 積極的タイプ

特徴

にゃすけ<br>(1年生当時)
にゃすけ
(1年生当時)

▶️ 強み

  • エネルギッシュで主体的に動ける
  • 学びへの意欲が強く、吸収が早い
  • チームを明るくするムードメーカー

▶️ 弱み

  • 独断的に動いて暴走することがある
  • 自己肯定感が高く、失敗を軽く流しがち
  • 指摘を受け入れにくく、言い訳をしやすい

指導のポイント

  • チャレンジの機会を与える:任せられることは積極的に経験させる。
  • 振り返りを一緒に行う:できたこと・改善点を整理して次に活かす。
  • 信への注意喚起:勢い余ってミスにつながらないよう、確認の大切さを伝える。

② 慎重タイプ

特徴

🔰にゃん太<br>(1年生)
🔰にゃん太
(1年生)

▶️ 強み

  • 丁寧で確認を怠らない
  • 観察力があり、小さな変化に気づける
  • 責任感が強い

▶️ 弱み

  • 細いところまで気にして行動が遅くなりがち
  • 自信が持てず、指示待ちになる
  • 失敗を過度に恐れて挑戦できない

指導のポイント

  • 安心感を与える:「大丈夫、一緒に確認しよう」と寄り添う声かけ。
  • 小さな成功体験を積ませる:少しずつ自信をつけてもらう。
  • 否定より肯定を重視:失敗を指摘する際は「次はこうしよう」と前向きに伝える。

③ マイペースタイプ

特徴

🔰にゃんぴす<br>(1年生)
🔰にゃんぴす
(1年生)

▶️ 強み

  • 落ち着いていて動じにくい
  • 自分のペースを保てるため疲れにくい
  • 長期的に安定したパフォーマンス

▶️ 弱み

  • 向上心が弱く、指導を受けても響きにくい
  • 緊急時にスピード感が出にくい
  • 危機感が乏しく、優先順位付けが苦手

指導のポイント

  • 期限や優先順位を明確に:タスク管理のサポートをする。
  • 段取りを一緒に確認:視覚的なリストやチェック表が有効。
  • 強みを認める:落ち着いて冷静に対応できる面を評価する。

④ 不安定タイプ

特徴

🔰にゃにゃみ<br>(1年生)
🔰にゃにゃみ
(1年生)

▶️ 強み

  • 感受性が豊かで患者に共感できる
  • 変化に敏感で人の気持ちに気づける
  • 頼れる先輩がいれば一気に伸びやすい

▶️ 弱み

  • 感情に左右されやすくメンタルが不安定
  • 失敗を引きずりやすい
  • 自分の軸が定まらず、他人の意見に流されやすい

指導のポイント

  • こまめな声かけ:小さな頑張りもすぐに伝える。
  • 共感を大切に:「緊張するよね、私もそうだったよ」と寄り添う。
  • 過剰な叱責は避ける:安心できる環境を整えて学びを促す。

まとめ

後輩指導は「正しいことを教える」だけではなく、相手のタイプに合わせて伝え方を工夫することがカギです。
それぞれの個性を尊重し、強みを伸ばしながら弱みをフォローしていくことで、後輩は安心して成長していきます。「この子にはどう関わると伸びやすいかな?」と考えながら寄り添うことが、先輩としての大切な役割なのです。

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