― 立ち止まっても大丈夫。そこから見えてくる“あなたの看護” ―
みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
「自分は何のために看護師をやっているんだろう」
「このまま病棟で働き続けていいのかな」
夜勤明けの電車の中で、そんな言葉がふと頭をよぎることはありませんか?
私自身、4年目くらいの頃に同じような気持ちを抱え、「キャリア迷子」になった経験があります。
看護師として働くうちに、目の前の業務に追われ、気づけば“自分の理想”が見えなくなることは珍しくありません。
この記事では、キャリア迷子になったときの心の整理と、前に進むためのヒントをお伝えします。
1. キャリア迷子になるのは「頑張ってきた証拠」
まず伝えたいのは、キャリアに迷うのは悪いことではないということです。
毎日忙しく働きながらも、患者さんのために一生懸命だったからこそ、ふと立ち止まった時に「このままでいいのかな」と考えるようになります。
経験を重ねる中で、理想と現実のギャップを感じたり、周りと自分を比べてしまうのも自然なことです。
迷うということは、「もっと良くなりたい」「自分らしく働きたい」という気持ちが芽生えているサイン。
だからこそ、焦らずその迷いを受け入れることから始めましょう。

にゃーすまんも忙しい日々の中、同じように「このままでいいのかな」って何度も思ってたよ。同時に「自分は何を大切に生きているのか」「今の働き方でそれを達成することはできるのか」というように自問自答を繰り返す日々だったね。当時は忙しい中で更に自分と向き合うことに時間を割かなくてはいけないという苦痛はあったよ。だけど、ありのままの自分を受け入れること、自分と真剣に向き合うことで「自分が何を大切にしているか」が明確になったよ。
2. キャリア迷子になりやすい看護師の特徴
次のような看護師さんは、特にキャリア迷子になりやすい傾向があります。
- 責任感が強く、何でも抱え込んでしまう
- 自分より他人を優先しがち
- 仕事の「やりがい」を感じにくくなっている
- 目標を見失っているのに頑張り続けている
- まわりがキャリアアップしていて焦りを感じる

にゃーすまん自身も、上司からの無茶振りな業務命令や患者からの理不尽なクレームなどの対応で時間外労働が続いた時期に、「自分が何をしたいのか分からない」と感じたことがあったよ。でも、立ち止まって振り返ってみると、看護そのものを嫌いになったわけではなく、「環境」や「方向性」が合っていなかっただけかもって思ったよ。
3. キャリア迷子を抜け出す3つのステップ
ステップ①:今の自分の「違和感」を言葉にする
漠然とした不満やモヤモヤを、“言葉”にしてみましょう。
「何がつらい?」「どうなりたい?」を紙に書き出すだけでも、頭が整理されてきます。

◎にゃーすまんの場合
👉「外科の看護をしたいけど残業するのは嫌だな」「夜勤をすることで自分の時間を有効に使えないな」「少し患者との対応に疲れたな」など。
ステップ②:理想の働き方をイメージする
「どんな働き方なら納得できるのか」を具体的に描いてみましょう。
・夜勤のない働き方がしたい
・患者さんともっとじっくり関わりたい
・教育や管理の仕事をしてみたい
など、“自分が大切にしたいこと”を再確認します。

◎にゃーすまんの場合
👉「看護をするなら外科で」「残業・夜勤のない働き方がしたい」「一人の患者にじっくり時間が取れる働き方がしたい」など。
※これは自分の「違和感」の逆の考え方だね!
ステップ③:小さな一歩から動いてみる
いきなり転職や資格取得でなくてもOKです。
部署異動の希望を出す、興味のある分野の勉強を始める、信頼できる同僚に話してみる。
それだけでも、「自分で動けた」という実感が自信につながります。

まさににゃーすまんのように部署異動から動いてみるなど、小さな一歩からでいいと思うよ。小さな行動の積み重ねが自分にとっての自信につながっていくよ。転職や資格取得って結構時間も労力もかかることだからかなり腰が重いよね。それによっていつまで経っても何も踏み出せなくなるリスクもあるから、そこは注意が必要だね。
4. キャリアの答えは“経験の先”にある
キャリア迷子のとき、すぐに明確な答えを出そうとすると苦しくなります。
看護師のキャリアは一本道ではなく、いくつも選択肢があるからです。
たとえば、
- 病棟でスキルを磨く
- 外来やクリニックでワークライフバランスを取る
- 訪問看護で生活に寄り添う
- 教育・管理職を目指す
- 美容や産業看護など別フィールドに挑戦する
どの道も“看護師としてのキャリア”。
大切なのは、「周りがどうか」ではなく、「自分がどうありたいか」です。

どの道に進んでも、私たちは“看護師”であることには変わりないよ!周りのことなんて本当に気にすることはないと思う。「自分がどうありたいか」「自分の生活に合っているものは何か」、この軸で考えていくことが本当に大切だと思うよ。もし自分が思い描いていたものと違えば、またやり直せばいい!それが看護師の強みだと思う。
5. まとめ|立ち止まることは、次の一歩の始まり
キャリア迷子になるのは、成長のサインです。
走り続けてきたからこそ、ふと立ち止まる瞬間がある。
焦らず、自分の気持ちと向き合いながら、
“これからの看護人生”を丁寧に描いていきましょう。
今の迷いが、未来のあなたを導くきっかけになるはずです。

