看護師の職場別働き方ガイド|病院・クリニック・介護施設・訪問看護まで徹底比較

看護師の働き方

みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!

「看護師=病院勤務」というイメージを持つ方は多いですが、実際にはさまざまな職場で活躍できるのが看護師という仕事の魅力です。
病院、クリニック、美容クリニック、介護施設、訪問看護、企業など、それぞれの現場に特徴があり、働き方や求められるスキルも大きく変わってきます。

夜勤のない職場で働きたい
高収入を目指したい
患者さんにじっくり寄り添いたい

そんな希望を叶えるには、職場ごとの違いを理解することが欠かせません。
本記事では、看護師の主な職場を徹底比較しながら、自分に合ったキャリアを考えるヒントをお伝えします。

⚠️注意:一般的な職場の特徴・メリット・デメリットを記載しております。職場や地域によって異なる場合がありますのでご注意ください。

nyasuman

こんにちは、にゃーすまんです!🐾
外科4年、手術室3年の現役看護師7年目。この中でサービス残業や心身の疲弊に悩んだ時期もありました。「このままでは自分が壊れる」と思い、せどり副業・積立NISA・高配当株投資に挑戦し、資産1,000万円以上を築くことができました。このブログでは、【看護師の働き方やキャリアの選択肢】【副業やお金の知識】【心と体を守るための考え方】を発信していきます。「今日が人生で一番若い日」という大好きな言葉を胸に。一緒に〝自分らしい看護師人生〃を歩んでいきましょう!X(旧Twitter)でも看護師あるあるなど毎日投稿中です!ぜひフォローよろしくお願いします!

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1. 病院勤務の看護師

特徴

もっとも一般的な勤務先。急性期・慢性期・回復期・療養型など、病院の種類によって求められる役割は大きく異なります。チーム医療の中心を担い、夜勤を含むシフト勤務が基本です。

メリット

  • 幅広い医療知識・技術を学べる
  • 教育体制やキャリアアップ制度が整っている
  • 認定看護師・専門看護師などの資格取得に有利

デメリット

  • 夜勤や残業が多く、体力的にハード
  • 人間関係や上下関係のストレスが多い
  • ワークライフバランスを取りにくい

向いている人

基礎から幅広く看護を学びたい人、将来専門的なキャリアを積みたい人。

にゃーすまん
にゃーすまん

病院勤務の場合は、病院内で色々な働き方を選べるよね。他にも退院調整看護師だったり、地域包括看護師、急性期であれば手術室看護師など、選択肢が多いのも特徴だよね。

2. クリニック看護師

特徴

日勤中心。診察補助、採血、注射、検査の介助などが中心業務です。内科・小児科・皮膚科など診療科によって業務内容は異なります。

メリット

  • 夜勤がなく規則正しい生活ができる
  • 残業が少なく家庭やプライベートと両立しやすい
  • 患者さんと継続的に関われる

デメリット

  • 給与水準は病院より低い場合が多い
  • 教育体制が整っていないこともある
  • 医療処置の経験は限られる

向いている人

ワークライフバランスを大切にしたい人、家庭と仕事を両立させたい人。

◎看護師のワークライフバランスについて詳しく知りたい方

👉 「看護師のワークライフバランス|現場の現実と改善のヒント

3. 美容クリニック看護師

特徴

脱毛や美容注射、レーザー、オペ介助などが業務。患者さんへのカウンセリングや施術説明など、接客スキルも求められます。

メリット

  • 日勤のみ・高収入が期待できる
  • 美容知識が身につき、自分の美容にも役立つ
  • 患者さんがポジティブな目的で来院するため、感謝されやすい

デメリット

  • 売上目標やノルマがあることも多い
  • 医療処置は限定的で、臨床スキルを維持しにくい
  • 接客スキルや営業力が求められる

向いている人

美容に関心がある人、夜勤なしでしっかり稼ぎたい人、接客が好きな人。

4. 介護施設(老健・特養など)看護師

特徴

高齢者の健康管理や服薬管理、急変時対応が中心。介護職員と連携して入居者を支える仕事です。

メリット

  • 夜勤や残業が少なめ
  • 高齢者とじっくり関われる
  • 落ち着いた環境で働ける

デメリット

  • 医療処置が少なく、スキル維持が難しい
  • 介護職との役割分担に悩むことがある
  • 急変時の対応に不安を感じやすい

向いている人

高齢者と長期的に関わりたい人、落ち着いた環境で働きたい人。

5. 訪問看護師

特徴

患者さんの自宅に訪問し、医療処置や生活支援を行う仕事。独自判断を求められる場面も多く、在宅医療に深く関われます。

メリット

  • 一人ひとりにじっくり寄り添える
  • 利用者や家族から感謝されやすい
  • 裁量が大きく、自分の看護を実感できる

デメリット

  • オンコール対応があり、夜間出動の負担もある
  • 移動が多く体力的に大変
  • 緊急時に一人で判断を迫られることもある

向いている人

在宅医療に興味がある人、患者さんに深く関わりたい人。

6. 産業看護師(企業看護師)

特徴

企業の健康管理室などで働き、従業員の健康相談、健診対応、保健指導などを行います。

メリット

  • 土日祝休み・夜勤なしで生活リズムが安定
  • 福利厚生が充実している
  • 長く働きやすい環境

デメリット

  • 求人が少なく競争率が高い
  • 臨床スキルは使う機会が少ない
  • 採用に産業保健師経験が求められる場合も

向いている人

規則正しい生活をしたい人、企業勤務に興味がある人。

職場タイプ別:看護師の就業割合(全国・目安)

出典:厚生労働省および訪問看護/介護系の公表資料等を集約。各行の数値は「最近の公的統計や業界資料の範囲で示される概算値」です。厚生労働省+2厚生労働省+2

職場タイプ全国に占める割合(目安)補足(データ出典・注記)
病院勤務(一般病院・大学病院等)58%前後MHLWなどの就業場所別資料で病院が過半数を占める(資料により60%前後の報告あり)。厚生労働省
診療所/クリニック(小規模医院含む)20%前後診療所(クリニック)に従事する看護師の割合。美容クリニックはこの中に含まれることが多い。厚生労働省
介護保険施設等(老健・特養・通所系含む)710介護施設(通所/入所)に従事する看護師の割合。介護系施設は種類別に分かれるため幅を持たせています。厚生労働省+1
訪問看護ステーション(在宅系)35%(訪問看護従事者は増加傾向)訪問看護従事者数は増加中。訪問看護ステーションの事業所数・従事者数の公式データあり(常勤換算での人数は公表)。厚生労働省+1
その他(産業看護師、教育機関、保健師等)数%~産業看護師や美容専門職は「診療所/その他」に含まれる場合が多く、専用の全国割合データは公表されていない。産業保健に関する調査報告はある。看護師協会
  • 上の割合は全国ベースの概算です。調査元(厚労省の分類、介護調査、訪問看護協会の調査など)により分類方法や集計基準が違うため、数値に幅を持たせています。厚生労働省+1
  • 美容クリニック看護師・産業看護師・訪問診療看護師・デイサービス看護師などは、公開統計では細分類されないことが多く(「診療所」や「介護施設等」「その他」に含まれる)、正確な全国割合は公表されていません。美容は診療所カテゴリに一定数含まれますが、専用統計は無いようです。厚生労働省+1

職場タイプ別:求人件数・傾向(概算)

職場タイプ求人件数の目安/現状
病院勤務看護師総求人の多数を占めており、ナースセンター統計で 176,797 のうち大部分。
クリニック・診療所看護師マイナビ看護師で 15,172 のクリニック求人が確認できる。 マイナビ看護師
訪問看護ステーション看護師求人倍率が 4倍超 にまで上昇しており、需要が非常に高い。 週刊 高齢者住宅新聞 Online
その他(美容クリニック・老健・デイサービス・産業看護師等)公的統計には細分化データなし。求人サイトで「クリニック」カテゴリに含まれるものの、種類別には明示されていない。
  • サイトの掲載求人数は“更新頻度・広告利用状況・求人サイト間での重複”などで実際の求人とはズレがある可能性あり。
  • 「訪問診療看護師」「美容クリニック看護師」「産業看護師」など特殊な職種は、求人カテゴリが混ざっていたり、「クリニック」カテゴリに含まれていたりして、明確な分類が難しい。
  • 地域差で大きな差がある可能性あり。

まとめ

看護師の職場は病院だけではなく、クリニック、美容、介護施設、訪問看護、企業など多様に存在します。
「スキルを磨きたい」「家庭と両立したい」「高収入を目指したい」など、自分の希望やライフスタイルによって選ぶべき職場は変わってきます。

キャリアに迷ったときは、まず「自分がどう働きたいか」を明確にすることが大切です。
今後のライフプランを考えるうえで、ぜひ参考にしてみてください。

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