みなさん、お疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
「看護師ってどのくらい稼げるの?」
「夜勤をすれば給料は上がるって聞くけど実際どうなの?」
看護師の給料は「安定している」と言われる一方で、「思ったより伸びない」と感じる人も少なくありません。ここでは、平均年収から手取り、ボーナスの実態まで、看護師の給料事情を徹底解説します。
看護師の平均年収はどのくらい?
厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2023年)」によると、看護師の平均給与は以下の通りです。
- 平均月収:約33万円(基本給+諸手当)
- 年間賞与:約77万円
- 平均年収:約490万円
ただし、勤務先や経験年数、地域によって差が大きいのが現実です。

にゃーすまんの勤めている総合病院でも大体同じくらいの数字かな。病棟看護師の常勤で夜勤(4回/月)ありという想定でだね。手術室に異動してからはもう少し給料はあがったけど病院によって違うかもね。
初任給と年代別の目安
- 新人(1〜3年目):月収20〜25万円、年収300〜350万円ほど
- 中堅(5〜10年目):月収28〜35万円、年収400〜500万円ほど
- ベテラン(15年目以降):月収35〜40万円以上、年収500〜600万円前後
公立病院は年功序列で安定して上がる傾向がありますが、私立病院は伸びが遅い場合もあります。

一般的に言われているのが上記の数字だけど、民間(私立)の総合病院は新人も中堅も大差ないと思う。ベテランに関しても役職に就かなかったら正直、新人・中堅と大差ないと思うけど、にゃーすまんの病院では役職に就くと、夜勤の回数が減らされて寧ろ年収DOWNになるって聞いたことあるよ。みなさんのところはどうなんだろう。
看護師の給料の内訳
看護師の給料は「基本給+手当」で成り立っています。
- 基本給:一番大きな部分だが、看護師は基本給が低めに設定されることが多い
- 夜勤手当:1回7,000〜15,000円が相場。夜勤回数で大きく年収が変わる
- 時間外手当(残業代):病院によってはサービス残業になりやすい
- 住宅手当・通勤手当・扶養手当:法人ごとに差が大きい
- 役職手当:主任や師長になると加算される
👉 「基本給が低く、手当で稼ぐ」仕組みになっている病院が多いのが特徴です。

にゃーすまんが勤めている病院でも基本給は少なくて色んな種類の「手当」が積み重なってようやく一般的な給与まで届くといった形だね。手当てが積み重なっている分、賞与が「○ヶ月分」ってなっていても蓋を開けてみたら「これだけ?」っていうオチになることが多いよね。
ボーナスの実態
- 支給回数:年2回(夏・冬)が一般的
- 公立病院:年間4〜4.5か月分が安定支給
- 私立病院:経営状況によって変動。2〜3か月分が多い
- リスク:赤字病院ではカットや支給なしのケースも
赤字病院の割合・経営状況
- 自治体病院では、2024年度決算で「経常収支が赤字」の病院が全体の 86% に上るとの調査結果が出ています。m3.com+2GemMed | データが拓く新時代医療+2
- また、医業(診療収入・医療活動そのもの)での赤字の割合(医業赤字)では 95% の自治体病院が赤字という状態。GemMed | データが拓く新時代医療+1
- 病院団体合同調査によると、「医業利益が赤字」の病院は 約69%、「経常利益が赤字」の病院は 約61.2% という数字。agmedical.co.jp+2メンバーズメディカル+2
- 自治体病院以外も含めた広い病院全体で見ると、「医業赤字」「経常赤字」の病院がかなり多数を占めており、経営が非常に厳しい病院が多い状況。agmedical.co.jp+2m3.com+2
つまり、2024年度では、多くの病院が赤字(医業・経常のいずれか、あるいは両方)であり、「黒字の方が少数派」というのが現状です。
日本医労連の調査で、加盟する200組合中 4割超(83組合) がボーナスを減額したと回答。t-byoinroso.jp+1 そのうち20%超(約19組合)は 平均で10万円以上の大幅な減額を迫られているとのこと。t-byoinroso.jp+1

調べてみると2024年度は多くの病院が赤字病院だったみたい…。にゃーすまんの病院は医業赤字だけど経常黒字みたいだから、なんとかボーナスの減額やカットなどはないけど、今後どうなってもおかしくないような状況ではあるよね。
看護師の給料が上がりにくい理由
- 診療報酬に依存しているため、病院の収益構造が限られている
- 医療法人の経営状況に左右されやすい
- 年功序列の幅が小さいため、大幅昇給は期待しにくい
◎看護師の給料が上がりにくい理由を詳しくまとめた記事を過去に投稿しています。理由を知りたい方はぜひ読んでみてください。
👉 「なぜ看護師の給料は上がらないのか?|医療の構造と現場のリアルから考える解決策」
給料を上げるための方法
- 夜勤を増やす:短期的に収入アップ
- 転職する:病院間の給与差は大きく、同じ経験年数でも50〜100万円以上差が出ることも
- 資格取得:認定看護師・専門看護師、特定行為研修などで役職・手当アップ
- 副業をする:看護師派遣、単発バイト、ブログなど多様な働き方
◎将来の看護師としての働き方に悩んでいる人向けの記事を過去に紹介しています!
👉 「看護師のワークライフバランス|現場の現実と改善のヒント」
👉 「看護師の将来設計|5年後・10年後を考えるキャリアプランのヒント」
まとめ|看護師の給料は「安定しているが伸びにくい」
看護師の給料は安定している一方で、伸び幅が小さいのが現実です。
しかしながら、昨今の病院赤字問題もあります。「安定」ということがいつまで続くかわからない状況であることも念頭に置いておく必要はあるでしょう。
「もっと稼ぎたい」と思うなら、夜勤・転職・資格取得・副業など、自分に合った方法を組み合わせていく必要があります。
将来の働き方を見据えて、賢くキャリアと収入を考えていきましょう。
コメント