みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
後輩指導では「知識や技術を教える」だけでなく、後輩一人ひとりの性格やタイプに合わせて関わることが大切です。
同じアドバイスでも、伝え方次第で受け止められ方は大きく変わります。今回は、よく見られる後輩のタイプ別に、効果的な関わり方をご紹介します。
2〜4月は、新人看護師を迎える準備をする時期。
「今年こそ、良い関わりがしたい」
「去年みたいに余裕がなくならないか不安」
そんな気持ちを抱えている先輩看護師も多いのではないでしょうか。
後輩指導がうまくいかないとき、
「自分の教え方が悪いのかな…」と悩みがちですが、
実は“後輩のタイプに合っていない関わり方”が原因のことも少なくありません。
「今の自分の状態で、新人を迎えられそうですか?」

(同期)
にゃーすまん、おつかれさま!最近にゃすけ君が後輩指導に悩んでにゃーすまんに相談したって言ってたよ!私たちも初めてのプリセプターは大変だったよね!

お、みにゃ!おつかれ!そうだね。新人看護師は毎年たくさん入ってくるし、本当に色々な子がいてそれぞれに合わせた指導が大変なんだよね。でも自分たちも7年目になるから「このタイプの子にはこう指導しよう」って、なんとなくわかってくるよね。

(同期)
そうだね。完全にではないけど傾向は掴めてきている気はするよね!ちょうど今、研修で「個別性を意識した後輩指導」についてのレポートを書いているところなんだ!にゃーすまん、ちょっとアドバイスちょうだい!
積極的タイプ

早く仕事を覚えて、チームの役に立ちたいです!まだまだですが、できることは積極的に挑戦したいと思っています。よろしくお願いします!
◎ 強み
- エネルギッシュで主体的に動ける
- 学びへの意欲が強く、吸収が早い
- チームを明るくするムードメーカー
▲ 弱み
- 自己肯定感が高く、失敗を軽く流しがち
- 指摘を受け入れにくく、言い訳をしやすい
- 独断的に動いて暴走することがある
◼️ 指導のポイント
- チャレンジの機会を与える:任せられることは積極的に経験させる。
- 振り返りを一緒に行う:できたこと・改善点を整理して次に活かす。
- 過信への注意喚起:勢い余ってミスにつながらないよう、確認の大切さを伝える。
◼️ よくある先輩のNG対応
👉 「できてるから大丈夫」とフォローを減らしてしまう
◼️ 起こりやすい問題
👉 確認不足・自己判断によるインシデントリスク
◼️ 一言例
👉 「任せるけど、最後に一緒に確認しよう」
慎重タイプ

一つひとつ確実にできるようになりたいです。ご迷惑をおかけしないよう、丁寧に確認しながら頑張ります。よろしくお願いします。
◎ 強み
- 丁寧で確認を怠らない
- 観察力があり、小さな変化に気づける
- 責任感が強い
▲ 弱み
- 行動が遅くなりがち
- 自信が持てず、指示待ちになる
- ミスを過度に恐れて挑戦できない
◼️ 指導のポイント
- 安心感を与える:「大丈夫、一緒に確認しよう」と寄り添う声かけ。
- 小さな成功体験を積ませる:少しずつ自信をつけてもらう。
- 否定より肯定を重視:失敗を指摘する際は「次はこうしよう」と前向きに伝える。
◼️ よくある先輩のNG対応
👉 「まだできないの?」と急かしてしまう
◼️ 起こりやすい問題
👉 自信喪失・質問できなくなる
◼️ 一言例
👉 「慎重に確認できてるのは強みだよ」
③ マイペースタイプ
特徴

自分なりに着実に成長していきたいです。少しずつにはなりますが、できることを増やしていきたいです。よろしくお願いします。
◎ 強み
- 落ち着いていて動じにくい
- 自分のペースを保てるため疲れにくい
- 長期的に安定したパフォーマンス
▲ 弱み
- 向上心が弱く、指導を受けても響きにくい
- 緊急時にスピード感が出にくい
- 危機感が乏しく、優先順位付けが苦手
◼️ 指導のポイント
- 期限や優先順位を明確に:タスク管理のサポートをする。
- 段取りを一緒に確認:視覚的なリストやチェック表が有効。
- 強みを認める:落ち着いて冷静に対応できる面を評価する。
◼️ よくある先輩のNG対応
👉 周囲と比較して叱ってしまう
◼️ 起こりやすい問題
👉 やる気低下・委縮
◼️ 一言例
👉 「今日はここまでできたらOKにしよう」
④ 不安定タイプ
特徴

不安も多いですが、精一杯頑張りたいです。まだ緊張していますが、一生懸命学ばせていただきます。よろしくお願いします。
◎ 強み
- 感受性が豊かで患者に共感できる
- 変化に敏感で人の気持ちに気づける
- 頼れる先輩がいれば一気に伸びやすい
▲ 弱み
- 感情に左右されやすくメンタルが不安定
- 失敗を引きずりやすい
- 自分の軸が定まらず、他人の意見に流されやすい
◼️ 指導のポイント
- こまめな声かけ:小さな頑張りもすぐに伝える。
- 共感を大切に:「緊張するよね、私もそうだったよ」と寄り添う。
- 過剰な叱責は避ける:安心できる環境を整えて学びを促す。
◼️ よくある先輩のNG対応
👉 「気にしすぎだよ」と感情を切り捨てる
◼️ 起こりやすい問題
👉 メンタル不調・早期離職
◼️ 一言例
👉 「不安になるのは真剣な証拠だよ」
まとめ
ただ、どれだけ関わり方を工夫しても、
・人手不足
・常に余裕のない人間関係
・教育体制が整っていない環境
では、先輩側が疲弊してしまうのも事実です。
「自分の関わり方が悪いのかも」と責める前に、
“新人を迎えられる環境かどうか”を一度見直してみることも大切です。
すぐに転職を決める必要はありません。
ただ、
教育体制が整っている職場や、人員に余裕のある職場が存在することを知る
だけでも、気持ちは楽になります。
「後輩に優しくしたいのにできない」状況から抜け出すことも、
立派なキャリアの選択です。
指導は「正しいことを教える」だけではなく、相手のタイプに合わせて伝え方を工夫することがカギです。
それぞれの個性を尊重し、強みを伸ばしながら弱みをフォローしていくことで、後輩は安心して成長していきます。「この子にはどう関わると伸びやすいかな?」と考えながら寄り添うことが、先輩としての大切な役割なのです。

