夜勤が看護師を苦しめる理由とは?|過酷な実態と改善へのヒント

看護師の働き方

みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!

看護師の働き方の中でも、とりわけ負担が大きいのが「夜勤」です。
夜勤は医療の24時間体制を支えるために欠かせない勤務形態ですが、その一方で心身に大きな負担をもたらし、離職や健康問題の一因にもなっています。
本記事では、夜勤の過酷さをデータと現場の声から整理し、その改善の方向性を考えていきます。

nyasuman

こんにちは、にゃーすまんです!🐾
外科4年、手術室3年の現役看護師7年目。この中でサービス残業や心身の疲弊に悩んだ時期もありました。「このままでは自分が壊れる」と思い、せどり副業・積立NISA・高配当株投資に挑戦し、資産1,000万円以上を築くことができました。このブログでは、【看護師の働き方やキャリアの選択肢】【副業やお金の知識】【心と体を守るための考え方】を発信していきます。「今日が人生で一番若い日」という大好きな言葉を胸に。一緒に〝自分らしい看護師人生〃を歩んでいきましょう!X(旧Twitter)でも看護師あるあるなど毎日投稿中です!ぜひフォローよろしくお願いします!

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夜勤の負担が大きい理由

1. 生活リズムの乱れと健康被害

  • 夜勤は体内時計を狂わせ、睡眠障害・消化器症状・頭痛などを引き起こすリスクが高いと報告されています。
  • 日本看護協会の調査によると、夜勤を続けている看護師の約6割が「十分に眠れていない」と回答。
  • 慢性的な睡眠不足は心疾患や糖尿病のリスクを高めることも分かっています。
にゃーすまん
にゃーすまん

にゃーすまんが夜勤をやっていた頃は、大きく不調をきたすことはなかったけど、確かに体内時計は狂っていたかもしれない。夜勤明けで帰ってきて寝て、起きたら夕方で夜なかなか寝れないということが結構あったね。同じような経験している人も多いと思う。

2. 人員不足による過重労働

  • 夜間は日勤に比べて看護師の人数が少なく、少人数で多くの患者を受け持つことになります。
  • 「ナースコールが鳴りやまない」「一晩中休憩が取れない」といった声も少なくありません。
  • 特に急性期病棟では、夜勤中に緊急入院や容態急変に対応することも多く、緊張状態が続きます。
にゃーすまん
にゃーすまん

本当に忙しい時は、夕ご飯休憩も仮眠も取れないなんてこともあるよね。緊急入院数件、転倒、ステルベン…それに加えて通常の夜勤業務。夜間は看護師が少なくてできることは限られる。こんな状況で朝を迎えて日勤の医師や看護師長に「業務が十分じゃない」と怒られたことは今でもトラウマだよ。その日帰っている途中に「あれ?自分って何やってるんだろう…」ってふと思ってしまって、そこで異動しようと決めたことは忘れられない。

3. 精神的ストレスの大きさ

  • 夜間は医師や他職種が少ないため、看護師が現場での判断を迫られる場面が増えます。
  • また、夜勤は「患者が亡くなる時間帯」とも重なりやすく、看取りや急変対応の精神的負担も大きいのです。

「日本看護協会の調査によると、月の夜勤時間が72時間を超える群では、72時間以下群に比べて起床時の疲労感・情動ストレスなどの自覚症状が有意に高まることが確認されています。日本看護協会

にゃーすまん
にゃーすまん

本当に判断に迷った時は、ドクターコールをしなくちゃいけないからそれが一番ストレスだったな。その判断が本当に正しいのかもわからなくなって、ドクターコールをするのを迷うこともよくあるよね。

夜勤がもたらす影響

離職の大きな要因

  • 厚生労働省の調査でも、離職理由の上位に「夜勤の負担」が挙げられています。
  • 特に出産・育児期の看護師にとって、夜勤は続けるのが難しく、キャリア継続の障壁になっています。
にゃーすまん
にゃーすまん

にゃーすまんも異動するに当たって、夜勤をしたくないということも一つの理由だったよ。夜勤をすることで生活のリズム(体内時計)が狂うのは精神的に結構な負担だったよ。

医療安全へのリスク

  • 夜間は疲労や集中力低下からインシデント・アクシデントが発生しやすい傾向にあります。
  • 「夜勤は2交代より3交代の方が安全か」「長時間夜勤の短縮が必要か」といった議論も続いています。

「夜勤・交代制勤務の実態調査では、夜勤回数や勤務時間の長さと、疲労や睡眠の質の低下との関連が認められています。PubMed

改善に向けた取り組み

勤務体制の見直し

  • 2交代制・3交代制それぞれのメリット・デメリットを比較し、病棟の特性に合わせた導入が求められます。
  • 夜勤専従制度や短時間夜勤制度を導入している病院もあります。

休養と健康管理の支援

  • 睡眠環境の整備(仮眠室の充実)や、夜勤明けの休養をしっかり取れる勤務設計が必要です。
  • 健康診断やメンタルサポートを手厚くすることも離職防止につながります。

ICT・機器の活用

  • ナースコールの負担軽減や、夜間巡視支援のためにICTを導入する施設も増えています。
  • 夜勤の負担を「人手」だけで解決するのではなく、テクノロジーの活用も不可欠です。
にゃーすまん
にゃーすまん

夜勤専従制度は、看護師の需要と供給がマッチしていればとても良い制度じゃないかなと個人的には思うよ。やっぱり夜勤の方が稼げるし、夜型スタイルの人もいるから「得意は人に任せる」ことは重要な視点だと思う。まあでもこの「改善に向けた取り組み」も結局、十分な人員がいなければできないことだからなかなか上手く進んでないように思えるね。

まとめ

夜勤は医療を支えるために不可欠な勤務形態である一方、看護師の健康・生活・キャリアに深刻な影響を与えています。
夜勤の過酷さを「当たり前」とせず、勤務体制の見直しや健康支援、テクノロジー活用を進めることが、持続可能な医療体制につながります。

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