🩺看護師が知っておきたい！事業所得と給与所得の違い｜副業を始める前に理解すべきお金の基本

🧾１．給与所得と事業所得の違い

看護師の給与は「給与所得」。
副業で得た収入（せどりやライター、ハンドメイドなど）は「事業所得」と呼ばれます。

項目	給与所得	事業所得
お金の入り方	病院などから給料として支払われる	自分で得る収入（売上）
控除	給与所得控除（自動で引かれる）	経費（自分で申告）
税金処理	会社が代わりに計算・納税	自分で確定申告
赤字	なし（給与は常に黒字扱い）	赤字の場合、申告することで給与所得と損益通算可能

つまり、会社が全部やってくれるのが給与所得、自分で管理するのが事業所得です。

💸２．「経費を使える」というのはこういうこと

事業所得では、「収入−経費＝利益」という考え方になります。
例えばあなたが副業で月5万円稼いだとしても、
仕入れ・通信費・消耗品などに4万円使っていれば、利益は1万円。

これが「経費を使える」ということ。
言い換えれば、“必要な支出は控除できる”＝節税ができるという仕組みです。

👕３．私のアパレルせどりの場合（リアルな例）

私も最初は「とにかくお金を増やしたい」と思って始めました。
とはいえ、残業も多く、平日1〜2時間は残業。
それでも帰宅後に毎日2時間は副業にあてていました。

最初の3ヶ月ほどは順調でしたが、
だんだんと疲れやストレスがピークに。
趣味も睡眠も削って「数字だけを追う毎日」に違和感を感じました。

その後、価値観マップとライフプランシートを使って自分を見直し、
「自分の時間を確保できる部署へ異動」。
副業も“無理せず長く続ける”方向へ切り替えました。

◎ 価値観マップとライフプランシートの詳しい作り方を解説しています！

👉 「🩺看護師の副業準備に必須！価値観マップとライフプランシートの作り方」

🧠４．赤字でも「意味がある」理由

副業の初期はどうしても経費がかかりがち。
仕入れ、備品、学習費…。
実際、私も最初の年は赤字でした。

ただ、事業所得は赤字でも申告することで、給与所得と損益通算が可能。
（※赤字の繰越控除ができるのは青色申告の場合です）

つまり、学びながら節税できるチャンスでもあるんです。

項目	白色申告	青色申告
申告の手間	簡単（帳簿の提出不要）	少し複雑（複式簿記の記帳・申請必要）
控除	なし	最大65万円の青色申告特別控除
赤字の繰越	できない	最長3年間繰り越せる
節税効果	小さい	大きい

🩺５．転職×副業＝収入の最適化

もし「お金を増やしたい」が目的なら、
実は副業より“転職で年収を上げる”ほうが手っ取り早いこともあります。

副業は確かに可能性がありますが、
軌道に乗るまでは時間も体力も必要。
一方で、転職で基本給や夜勤手当が上がれば、即効性があります。

だからこそ、副業＋転職の両軸で考えるのが現実的。
「収入を増やしたい」なら転職から、
「新しい挑戦をしたい」なら副業から、
という選び方がおすすめです。

👉 「看護師転職サイト比較｜おすすめ3選とタイプ別の選び方」

🪙まとめ

副業を始める前に、

• 給与所得と事業所得の違いを理解する
• 経費や赤字の意味を知る
• 無理なく続けられる働き方を整える

この3つを押さえておくだけで、
副業が“ただの稼ぎ”ではなく、“自分の人生設計の一部”になります。

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