みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
ご存知の通り、日本はすでに「超高齢社会」に突入し、65歳以上が人口の約3割を占めています。
医療・介護の需要はますます増え、看護師に求められる役割も大きく変化しています。
本記事では、データをもとに「高齢社会における看護師の役割」と「現場の課題」、そして「これからの展望」について解説します。
日本の高齢化の現状
つまり、看護師の現場は今後ますます高齢患者中心になっていきます。

入院患者のほとんどが高齢者で介護度が年々上がっている実感があるよね。色々な問題があるよね…
高齢社会で看護師に求められる役割
1. 慢性疾患・多疾患併存患者への対応
高齢者は糖尿病・高血圧・心疾患・認知症など複数の疾患を抱えることが多く、
「急性期の治療」だけでなく「慢性期の継続的ケア」が必要です。
看護師は、
など、医療と生活をつなぐ役割を担います。

介助度が高い人や認知症患者に対する支援や指導はとても難しくてよくカンファレンスしているよね。ただ中々その支援や指導の意図を汲み取ってもらえない患者や家族がいるとなお大変だよね。
2. 地域包括ケアの担い手
高齢患者は「病院→在宅→施設」を行き来するケースが増えています。
その中で看護師は、

地域包括ケアでは特に訪問看護や訪問診療などの看護師が活躍するところだね。看護師の業務も幅広くなってきたよね。
3. 終末期ケア(エンド・オブ・ライフケア)
高齢化に伴い、在宅での看取りが増加しています。
看護師は、
など、患者と家族双方に寄り添うケアが重要です。

※上記は厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/e-Stat(死亡の場所別:表番号5-5等)。公表ページとCSV。を参考にして作成したグラフです。

最近になるにつれて病院でのお看取りの割合は少なくなってきているけど、以前として数自体はやはり病院が多いよね。
高齢社会における現場の課題
1. 人手不足と過重労働
需要は増える一方で、看護師の数は十分ではありません。
2. 医療と介護のはざま
患者・家族は「誰に相談すればよいか分からない」ことが多く、看護師が医療・介護・福祉の調整役を担わざるを得ない現状があります。
3. 看護師自身のスキルアップ負担
在宅医療、緩和ケア、リハビリ、認知症ケアなど、必要なスキルは拡大。
学び続けることが必須であり、負担感を覚える看護師も少なくありません。

患者支援のためにより良い支援が充実できるのは本当に素晴らしいことだと思うよ。ただその仕事を担うのは、看護師をはじめ、医療スタッフだよね。年々、看護師の業務は増えてるけど、お給料は上がっていかないのはなんだか納得しきれない部分があるよね。
今後の展望と解決策
- ICT・AIの活用
電子カルテ共有、遠隔診療、モニタリング機器の普及により、看護師の負担軽減が期待されます。 - 地域包括ケアシステムの強化
病院中心から「地域全体で支える医療」へのシフトが進み、看護師のキャリアの場も広がります。 - 専門看護師・認定看護師の活躍
高齢者医療に特化した専門性を持つ看護師のニーズは今後さらに高まるでしょう。

看護師の活躍の場は本当に広がってきているように思えるね。病院で働くことにこだわらなくてもいい時代になってきているから、自分に合う働き方を見つけていくことがとても大切だと思うよ。
まとめ
超高齢社会において、看護師は
として欠かせない役割を担います。
しかし同時に、人手不足・業務負担・学習コストといった課題も大きく、現場の声を反映した制度改革と働き方改善が必要です。
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