超高齢社会における看護師の役割とは?|地域包括ケアと現場の課題

看護師の働き方

みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!

ご存知の通り、日本はすでに「超高齢社会」に突入し、65歳以上が人口の約3割を占めています。
医療・介護の需要はますます増え、看護師に求められる役割も大きく変化しています。

本記事では、データをもとに「高齢社会における看護師の役割」と「現場の課題」、そして「これからの展望」について解説します。

nyasuman

こんにちは、にゃーすまんです!🐾
外科4年、手術室3年の現役看護師7年目。この中でサービス残業や心身の疲弊に悩んだ時期もありました。「このままでは自分が壊れる」と思い、せどり副業・積立NISA・高配当株投資に挑戦し、資産1,000万円以上を築くことができました。このブログでは、【看護師の働き方やキャリアの選択肢】【副業やお金の知識】【心と体を守るための考え方】を発信していきます。「今日が人生で一番若い日」という大好きな言葉を胸に。一緒に〝自分らしい看護師人生〃を歩んでいきましょう!X(旧Twitter)でも看護師あるあるなど毎日投稿中です!ぜひフォローよろしくお願いします!

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日本の高齢化の現状

  • 高齢化率29.1%(2023年時点):世界最高水準(内閣府データ)
  • 2040年には4人に1人が75歳以上になる予測
  • 医療費は年間45兆円超で増加傾向(厚労省統計)

つまり、看護師の現場は今後ますます高齢患者中心になっていきます。

にゃーすまん
にゃーすまん

入院患者のほとんどが高齢者で介護度が年々上がっている実感があるよね。色々な問題があるよね…

高齢社会で看護師に求められる役割

1. 慢性疾患・多疾患併存患者への対応

高齢者は糖尿病・高血圧・心疾患・認知症など複数の疾患を抱えることが多く、
「急性期の治療」だけでなく「慢性期の継続的ケア」が必要です。

看護師は、

  • 服薬管理の支援
  • 日常生活動作(ADL)の観察
  • 退院後の生活指導

など、医療と生活をつなぐ役割を担います。

にゃーすまん
にゃーすまん

介助度が高い人や認知症患者に対する支援や指導はとても難しくてよくカンファレンスしているよね。ただ中々その支援や指導の意図を汲み取ってもらえない患者や家族がいるとなお大変だよね。

2. 地域包括ケアの担い手

高齢患者は「病院→在宅→施設」を行き来するケースが増えています。
その中で看護師は、

  • 訪問看護
  • 介護職との連携
  • 家族支援
    を通じて、地域全体で患者を支える仕組みの中心的役割を果たしています。
にゃーすまん
にゃーすまん

地域包括ケアでは特に訪問看護や訪問診療などの看護師が活躍するところだね。看護師の業務も幅広くなってきたよね。

3. 終末期ケア(エンド・オブ・ライフケア)

高齢化に伴い、在宅での看取りが増加しています。
看護師は、

  • 痛みの緩和
  • 家族への精神的サポート
  • 最期の選択を尊重する意思決定支援

など、患者と家族双方に寄り添うケアが重要です。

※上記は厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/e-Stat(死亡の場所別:表番号5-5等)。公表ページとCSV。を参考にして作成したグラフです。

にゃーすまん
にゃーすまん

最近になるにつれて病院でのお看取りの割合は少なくなってきているけど、以前として数自体はやはり病院が多いよね。

高齢社会における現場の課題

1. 人手不足と過重労働

需要は増える一方で、看護師の数は十分ではありません

  • 日本の看護師数:人口1,000人あたり13人(OECD平均以下)
  • 夜勤・残業の負担が増し、離職につながる

2. 医療と介護のはざま

患者・家族は「誰に相談すればよいか分からない」ことが多く、看護師が医療・介護・福祉の調整役を担わざるを得ない現状があります。

3. 看護師自身のスキルアップ負担

在宅医療、緩和ケア、リハビリ、認知症ケアなど、必要なスキルは拡大。
学び続けることが必須であり、負担感を覚える看護師も少なくありません。

にゃーすまん
にゃーすまん

患者支援のためにより良い支援が充実できるのは本当に素晴らしいことだと思うよ。ただその仕事を担うのは、看護師をはじめ、医療スタッフだよね。年々、看護師の業務は増えてるけど、お給料は上がっていかないのはなんだか納得しきれない部分があるよね。

今後の展望と解決策

  1. ICT・AIの活用
    電子カルテ共有、遠隔診療、モニタリング機器の普及により、看護師の負担軽減が期待されます。
  2. 地域包括ケアシステムの強化
    病院中心から「地域全体で支える医療」へのシフトが進み、看護師のキャリアの場も広がります。
  3. 専門看護師・認定看護師の活躍
    高齢者医療に特化した専門性を持つ看護師のニーズは今後さらに高まるでしょう。
にゃーすまん
にゃーすまん

看護師の活躍の場は本当に広がってきているように思えるね。病院で働くことにこだわらなくてもいい時代になってきているから、自分に合う働き方を見つけていくことがとても大切だと思うよ。

まとめ

超高齢社会において、看護師は

  • 医療と生活の橋渡し役
  • 地域包括ケアの担い手
  • 患者と家族に寄り添う存在

として欠かせない役割を担います。

しかし同時に、人手不足・業務負担・学習コストといった課題も大きく、現場の声を反映した制度改革と働き方改善が必要です。

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