新人看護師が先輩に嫌われない報連相のやり方【現場で使える実践例】

新人看護師向け

こんにちは、にゃーすまんです!

新人看護師として働き始めたばかりの頃は、業務を覚えるだけで精一杯。そんな中でも欠かせないのが報告・連絡・相談(報連相)です。本記事では、私自身が現場で学んだ「先輩に嫌われない報連相のやり方」を、具体例付きで解説します。

新人看護師が報連相でつまずく理由

1. 報告のタイミングがわからない

先輩が忙しそうで声をかけにくい、報告が遅れてしまう…というのは新人あるあるです。

2. 内容がまとまっていない

必要な情報が抜けてしまい、何度も聞き返されることがあります。

3. 「相談」と「確認」の違いがあいまい

自分で判断すべきか、相談すべきか迷い、行動が遅れる原因になります。

先輩に嫌われない報連相のやり方

1. 結論から話す

「どうしたいのか」「どうなったのか」を先に伝えましょう。

例:

  • 「○○さんの血圧が90/60に下がったので報告します。今は意識清明です。」
  • 「○○さんが転倒されました。意識はありますが、右膝を痛がっています。」

2. 事実と自分の考えを分けて話す

事実(バイタル、症状)と、自分の判断や意見は分けて伝えると理解されやすいです。

例:

  • 「○○さんの体温が38.5℃、SpO₂が92%です。呼吸苦を訴えています。(事実)」
  • 「感染兆候があるため、まずは医師に報告し、酸素投与の増量と血液検査を検討したほうがよいと考えますが、どうでしょうか。(意見)」

3. メモを見ながら話す

緊張して抜け漏れがないよう、事前にメモしてから報告しましょう。

例:

「(メモを見ながら)報告します。○○さんは本日8時の血圧が150/95、脈拍90、体温37.0℃です。尿量は6時間で200mLでした。昨夜から軽度の頭痛を訴えています。」

4. 忙しい時間を避ける

申し送り直後や処置中は避け、比較的余裕のあるタイミングを狙います。

例:

「今、処置中のようなので、終わったあとで○○さんの件について相談させていただいてもよろしいでしょうか。」

5. 相談は「選択肢」を持っていく

ただ「どうしましょう?」ではなく、「A案とB案を考えていますが、どちらが良いでしょうか?」と聞くと、先輩も答えやすいです。

例:

「○○さんの排便が3日間なく、腹部膨満感があります。食事も毎食10割摂取されています。吐き気はないようです。浣腸するか、下剤を内服するかで迷っています。先輩はどちらがよいと思われますか?」

やってはいけない報連相

  • 自分で判断して報告しない
  • 「たぶん〜です」と曖昧な表現を使う
  • 重要な報告を後回しにする
  • 感情的な言い方をする

報連相スキルを高めるコツ

先輩の報連相の仕方を観察し、良いところを真似するのが最短の学び方です。「真似るは学ぶ」の第一歩です。報連相は場数で上達しますので、失敗を恐れず実践を積み重ねましょう。

それでも人間関係がつらいときは

報連相を工夫しても人間関係が改善しない場合、職場そのものが合っていない可能性があります。人間関係でつまずかないコツをまとめていますのでこちらもあわせて読んでいただけるとより理解しやすいかと思います。
新人看護師が人間関係でつまずかない5つのコツ

まとめ

新人看護師が先輩に嫌われないための報連相は、結論から伝える・事実と意見を分ける・タイミングを考えることが重要です。
日々の小さな工夫が、人間関係を円滑にし、業務の質を高めます。

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