看護師を「辞めたい」と感じるのは、あなただけじゃない
みなさん、いつもお疲れさまです!中堅看護師にゃーすまんです!
「もう限界かも」「このまま続けていいのかな…」
そう感じたことが、一度もない看護師さんはほとんどいないと思います。
忙しさ、人間関係、責任の重さ…。
どれも一人で抱え込むにはあまりに大きく、
ふとした瞬間に心が折れそうになることもありますよね。
でも、“辞めたい”と思うのは悪いことではありません。
それは、あなたが真剣に仕事に向き合っている証拠です。
大切なのは、「なぜ辞めたいと思っているのか」を一度立ち止まって見つめ直すこと。
この記事では「看護師を辞めたい」と思った時に考えて欲しいことをまとめました。
辞めたい気持ちの正体を整理する
まずは、「なぜ辞めたいのか」を冷静に見つめてみましょう。
原因を整理することで、次の行動が見えてきます。
看護師が「辞めたい」と感じる主な理由
- 人間関係のストレス(上司・先輩・同僚との摩擦)
- 過重労働や残業の多さ
- 夜勤や不規則勤務による体調不良
- 仕事のやりがいを見失った
- 給与や待遇への不満
- 家庭や育児との両立が難しい
どの理由も、看護師として真剣に働いてきたからこそ感じる悩みです。
感情の奥には、「もっと穏やかに働きたい」「誰かの役に立ちたい」という
前向きな思いが必ず隠れています。

にゃーすまんの場合、過重労働や残業の多さが辞めたいと思う要因だね。その感情の奥には「もっと自分の時間を大切にしたい」「せかせかした環境じゃなくて穏やかに働きたい」などの思いが隠れているね。みなさんはどういう思いがあるかな?
看護師を辞める前に考えてほしい3つのポイント
① 環境を変えれば解決する悩みではないか?
今の職場での悩みが、職場特有の問題である可能性もあります。
部署異動、勤務体制の変更などで改善できるケースも少なくありません。
人間関係の雰囲気や業務の重さは部署によって大きく違います。
「辞める=看護師を辞める」ではなく、
「職場を変える」もひとつの選択肢です。

人間関係にストレスを感じている、仕事のやりがいを見失ったのであればまずは「部署異動」。夜勤が辛かったり、家庭との両立を優先させたいのであれば「勤務体制の変更」ができるかの確認。給与や待遇に不満があるのであれば「転職」など、看護師を続けていくことには色々なパターンの選択肢があるってことをまずは知っておくことが大事だね。
② 一時的な疲れやストレスではないか?
夜勤続きや多忙な時期は、心も体も疲弊しやすいもの。
そんな時に「辞めたい」と感じるのは自然な反応です。
まずは一度しっかり休息をとること。
十分な睡眠や休日のリフレッシュで、気持ちが落ち着くこともあります。
焦って決断せず、自分の状態を整える時間を作りましょう。

にゃーすまんの同期にも、看護師に疲れて休職した人たちがいたけど、各々で休職後の動きが違ったね。
Aさんの復帰後は「やっぱり病棟の雰囲気が合わない」ということで“部署異動”を選択した(異動先で現在も自分らしく勤務中)。
Bさんの復帰後は「休職中に求人を探したけど今よりも条件が悪くなりそう」ということで“復帰”を選択した(Bさんは休職後すでに2年経過)。
Cさんの復帰後は「看護師自体が合わない」ということで“看護師を辞める”選択をした(自分のやりたい職業で現在もイキイキと活動中)。
見事に3人それぞれ違うパターンの休職後の道となったけど、これも一度しっかり休息をとって、冷静に自分自身と向き合った結果、導き出したそれぞれの答えだったと思う。休職という選択肢をとることも大事だね。
③ 本当に求めている働き方は何か?
「辞めたい」の裏側には、
「もっとこう働きたい」という本音が隠れていることが多いです。
たとえば──
- 病棟勤務ではなく、クリニックや訪問看護で穏やかに働きたい
- 夜勤なし・時短勤務で家庭と両立したい
- 教育や管理の道を目指してスキルアップしたい
辞める前に、
「自分はどんな働き方を望んでいるのか?」を見つめることで、
次の道が明確になります。

前述でも示した通り、にゃーすまんの場合、「辞めたい」の裏側には「もっと自分の時間を大切にしたい」「せかせかした環境じゃなくて穏やかに働きたい」という本音が隠れていたね。その思いを叶えるために“部署異動”という選択をして「自分の望む働き方」が得られてたわけだね。
看護師を辞めたいと思った時は、ぜひまずこの3つのポイントを考えてみて欲しいよ。
看護師を辞めることは「逃げ」ではない
「辞めるなんて甘えだ」「根性がない」と言われることもあります。
しかし、辞めることは逃げではなく選択です。
心身の限界を無視して働き続けることのほうが、ずっと危険。
あなたの人生を守れるのは、あなた自身しかいません。
大切なのは、「何のために辞めるのか」をはっきりさせておくこと。
そこが明確であれば、辞めたあとに後悔することはありません。
また、看護師を辞めたいと思ったとき、すぐに退職を決断する必要はありません。
まずは“他の選択肢”を知ることで、今の悩みが整理できることもあります。
にゃーすまんも辞めたいと思っていた時にひっそりと覗いていた転職サイトです。
【レバウェル看護】なら、登録後に非公開求人や職場の雰囲気まで教えてもらえます。
「今の職場がすべてじゃない」と気づけるだけでも、気持ちが少し楽になるはずです。
まずはいきなり「転職」ではなく“情報収集”から行っていくことがおすすめです。

にゃーすまん個人的には、自分の思いを押し殺してまで、人の意見を鵜呑みにする必要なんてないと思うよ。自分の人生なんだから自分のやりたいことを決めるのは当たり前。そういうネガティブな意見を言ってくる人は、この先の自分が望む人生には関係のない人物なので大丈夫。自分の思いに自信を持って進んでいって欲しいよ。自分の人生を守れるのは自分自身だけです!
まとめ:辞めたいと思った時こそ、自分を大切に
看護師という仕事は、尊く、誇りのある職業です。
でも同時に、人の命に関わる重圧を背負い続ける過酷な仕事でもあります。
「辞めたい」と感じたら、それは心のSOS。
自分を責めるのではなく、立ち止まる勇気を持ってください。
辞めるか続けるか、どちらの選択をしても、
「自分を大切にできる生き方」であるなら、それが正解です。
参考リンク
- 日本看護協会「看護職の労働安全衛生」
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/safety/ - 厚生労働省「こころの耳」メンタルヘルス支援サイト
https://kokoro.mhlw.go.jp/ - 「看護師が自分に合った職場を見つけるためのチェックリスト」
- 「看護師を辞める前にできることリスト|後悔しないための準備と考え方」
- 「中堅看護師のキャリア停滞期の向き合い方|成長が止まったと感じたら読む記事」
- 「看護師の転職を考えるタイミングと判断基準」
- 「看護師転職サイトを実際に使ってみた正直な感想」

